地球温暖化がすごく怖い
日頃、日本という自然からある意味隔絶されたともいえる地域に住む私たちに「地球温暖化」という言葉はどこか他人事、絵空事に感じるものです。
私たちにとっては「夏が長いなぁ」とか「最高気温が高いなぁ」くらいの感覚でしかありませんが、地球温暖化というのは非常に深刻らしいのです。
北極圏では氷が解け、ホッキョクグマやトナカイは飢えているらしいです。もちろんそこに住む民族の方は冬場の移動や狩りにも関わります。
一番大変なのは永久凍土が解凍されてしまうことらしいです。永久凍土は有機物の塊らしく、メタンガスや未知のウイルスをたっぷりと含んだ時限爆弾らしいのです。メタンガスが影響してぼこぼこと隆起した永久凍土はなんとも異質です。これは私たちはもちろん世界に関わります。もしかしたらCOVID-19のように人類に襲い掛かるかもしれないし、メタンガスはなんか有害です。
こうした変化は爆発的に加速しており、NHKで学者の方が「これらを再び閉じ込めるには氷河期が必要。人間にとっては長すぎる」とおっしゃっていました。大変な問題なんでしょうね。
私たちは均一化した住宅でヨーロパナイズされた食事をし、エアコンのきいた部屋でぬくぬくするだけなので地球温暖化なんて身近であることに気づきません。
現代のその便利な生活を維持をしたいものですが、それは贅沢なのかもしれません。地球に寄生をする私たちは、宿主である地球を殺しかけているのですから。宿主が死んだら私たちも死なざる終えません。
どうにか、地球に優しく生きていきたいものですが私たちには難しいのでしょう。私たちが生きている間はまだ生きられる範囲の変化ですから。子孫が死に絶える可能性がありますが、私たちは目先の快楽が重要なのです。
そもそも私たち、地球の生き物の存在意義というのは「命のバトンをつなぐ」というものですが、皮肉なことに私たち人間は「人間がいずれ死に絶える」ことを知っているのです。数十億年後には太陽が拡大し、その拡大に地球は巻き込まれます。つまり、人間が恒久的に生き残るのは不可能なのです。
それを知っている以上、私たちが子孫を残すのは無意味となります。結末が分かっている物語を読み進める人間はいません。
(電脳空間や惑星ごと移動することなど可能性もあるので、一概に人間が死に絶える可能性が100%ではないのでしょうが。)
結末が分かっているからと言って人間による地球温暖化を許すことは許されるのでしょうか。例えるのなら、人間は必ず死に絶えるものなので酒やたばこを浴びるように飲んでいいのか、という問題に似ているかもしれません。
不便をこうむることが分かっているのに、目先の快楽に没頭していいものなのでしょうか。
私はいけないんじゃないかなと思います。
じゃあどうするべきかと言ったら人類みんなで対策をするべきなんですよ。でもそれをできるのって余裕のある国、人だけなんですよね。現状で手いっぱいの国や人は未来を想像できません。今をつなぐことだけで大変ですから。
じゃあどうすればいいかと言ったらみんなが余裕のある状態、つまり真の意味での世界平和が訪れないといけないんですよね。争いがないとか、WW2に比べると平和っていう比較論とかではなくて。みんなが不自由なく過ごせる必要があるんですよ。それからでないと地球全体での地球温暖化対策はできません。
無理じゃね?